2025/08/03 22:37
WOODWORKでは、TANAをはじめ、ほとんどの家具でウォールナット、チェリー、ナラ、タモの4樹種からお選びいただけます。最近のご納品家具もアメリカンチェリーでの製作が続いていたので、今回は少しチェリー材についてのお話を。
チェリーはなんといっても赤みがかった色合いが魅力です。温かみのある色合いでお部屋が柔らかい印象になり、ヴィンテージ家具との相性も◎。お持ちの家具にも合わせやすいとお選びいただくことが多い樹種でもあります。この深みのある赤色、実は最初からではなく、経年変化で少しずつ濃くなっていったもの。仕上げたてのチェリーと、店頭で数年経ったチェリーの家具を見比べていただくと、ビフォーアフターのギャップに皆さんかなり驚かれます。最初はかなり色が淡いので、ダーク系の色をイメージしていると届いてビックリという方も多いかもしれません。
でもご安心を。濃くなるまではもちろんそれなりには時間が必要ですが、4つの樹種の中でも経年変化のスピードが1番早く、あっという間に育ちます。むしろそのことによって、しばらく上に何かを置いていたりすると、その部分以外が早く濃くなるという、肌の日焼けのようなことも起きやすいので、その点だけは少し注意が必要です。
また、入り皮や小節、ガムポケットがあるのもチェリーをはじめ、桜系の樹種に見られる特徴です。突板やプリントにはないリアルな部分といえるので、それが天然のチェリー材の証。避けるところもありますが、より無垢材らしさを感じることができるポイントでもあるのでそのまま活かします。納品させていただいた家具の棚板や扉にもはいっていますね。家具が育っていくにつれ、その部分があることでの魅力もより増していくように感じます。
どの樹種もそれぞれに特徴がありますが、チェリーは育てていく楽しみをとても感じられる樹種という面でもおすすめです。店頭にも壁面収納やチェスト、テーブル等、チェリーで作られた家具も多くあるので、是非実物をご覧になってみてくださいね。
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